触手絵 その20 (続き)

触手生物召喚装置を自作した加奈子だったが、制御機能を組み込んでいなかったために触手生物にされるがままとなっていた─────────────。

加奈子の腸に注入された大量の液体は滋養液だった。
小腸と大腸から効率よく栄養分が吸収されるような組成となっている。
動けない彼女がこのような物を注入され続けたら太ってしまうかも…と言うぐらい高栄養価の液体だ。
しかし彼女は太ることはなかった。
加奈子の腸から吸収された栄養素はほとんどが彼女の胎内に芽生えた新しい生命へと回されていたからだ。
その新しい生命は他でもない、触手の放った精で受精した彼女の受精卵の成長した物だ。
この触手生物は人の卵子を利用して繁殖する異種交配生命体なのだ。
触手の子は加奈子の胎内で急速に成長し、生体となって生み出される。
胎内で複数の触手生物が成長するので加奈子のおなかは醜く凸凹の状態でふくらんでいた。
彼女の体が破裂しそうになったとき、成長を終えた触手生物の一体目が顔を覗かせた。

この後、数十回の受胎出産を繰り返したあとようやく彼女は触手から解放されて、召喚装置のスイッチを切ることが出来たのである。(一回の出産で十数匹は産み落としていた模様)
スイッチを切った後、腰が抜けてたつことも出来ない加奈子であったが…
一言、「今度は制御機能も入れないと駄目ね…」
というわけで触手絵20のその後編?です。
加奈子さん、上下から滋養液を注入されています。
滋養液を直接胎内に注がないのは、母体特有の成分が成長に欠かせないからなのです。

絵的にはおなかのふくらみ具合があまり気に入ってません。
それに、こういうネタ、一部にしか受けなさそうなんですが…
生まれた触手がわかりにくいですし〜〜
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