触手絵 その19

高原の湿地帯。
ここは触手生物の特別保護区がある。
原因不明の個体数の減少から絶滅の危機に瀕した触手生物を繁殖させるために、環境保護団体が保護政策の一環としてこの地を選定したのである。
ここで繁殖する触手生物は草食性でおとなしいので、保護活動も行いやすい。
(肉食性の触手生物の場合団体職員が食われてしまったりして危険なのだ。)

ここの触手生物は普段は水中や水辺の草を食べながらのほほんと過ごしている。
が、テリトリー内に受精可能な女性が侵入するとたちまち発情して生殖モードに移行する。
初潮前や閉経後、妊娠中とか「安全日」の女性は対象外。確実に受精可能な女性だけに襲いかかる。
無分別に襲いかかって害獣指定されても困るので、触手生物の繁殖に協力してくれる女性を募って個体数を増やしているのである。

保護活動による繁殖は順調に進み、かなり個体数が増えてきた頃。
個体数も増え、管理とかも大変になったので団体職員も増員して活動を強化する運びとなった。
ここに配属される女性職員には経口避妊薬が支給され、触手生物との交わりで職務に影響が出ないよう配慮されている。
新人女性職員の一人は、詳しい説明が頭に入っていなかったのか、副作用で太るのを嫌って避妊薬を服用していなかった。
彼女は事務職だったので、保護区の団体施設敷地内から外に出なければそれでも問題はなかった。
が、所用で施設から出たときに運悪く触手生物のテリトリーに入ってしまったのだ。
「排卵日」翌日辺りのコンディションだった彼女は、たちまち触手生物の餌食に…((汗))
● 戻る ●
触手絵19段目です。
触手生物本体登場!(笑)
今回はこんな形容しがたい形態の生物です。
毎回同じ生物とは限りません。念のため…

今回は最初からPhotoshop7で一貫して作業しましたです。
いや、使いにくいのなんの…(^_^;
エアブラシが独立ツールでなくなったので、ブラシ設定の切り替えが面倒で面倒で面倒で…(中略)…面倒でした。
まあ、良くなった面もありますね。
ブラシ設定で「なめらか」を設定してやると線画カクカクにならないとか…ですね。
線画の効率が若干上がって、色塗りの効率が大幅にダウンです。
トータルでは効率ダウン…駄目じゃん。
慣れるしかないか…(-.-;)

背景の草むら?は新機能のブラシで描きました。
今ひとつ使いにくいですが面白いので採用…(爆)
● 戻る ●